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たつみ勝丸(天馬正人) Katsumaru TATSUMI(Masato TENMA) |
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1927年千葉県生まれ。25歳で太田じろう氏の内弟子となり、その後描き下ろし単行本
でデビュー。デビュー当時は、師の苗字と自分の本名を組み合わせた大田加英二名や、
本名をベースにした高橋一夫名、そして天馬正人の名前で『レスリング王 力道山』
(大田加)や『夜叉王』(高橋)、『黒豹の怪人』(天馬)などを精力的に発表。
その後、雑誌漫画にも活躍の場を広げ、天馬名義で『スーパーゼット』(原作/宮川
一郎)や『パトロールQ』(原作/伊藤照夫)『快傑黒頭巾』(原作/高垣眸)、たつ
み勝丸名義では『ジャガーの目』(原作/高垣眸)、『かみくず親子』などを執筆。
その誠実な人柄により幾つもの編集部から頼りにされ、しばしば堀江卓氏や桑田次郎氏
の手伝いに駆り出されることもあったという。また雑誌連載の傍ら『スーパージャイア
ンツ』の単行本なども執筆する。その後、吉田竜夫氏に請われ、初期のタツノコプロに
連載マンガの構成作家として参加。『忍者部隊月光』や『大空のちかい』などの企画・
構成などを手がける。タツノコプロのアニメ第1作『宇宙エース』の企画や脚本を執筆し、
以降はタツノコプロ出版部の部長として『昆虫物語みなしごハッチ』や『ハクション大魔
王』などの雑誌連載マンガや、テレビ絵本など出版物の企画・構成を担当した。
1994年没。
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