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冒険狂時代/ピピちゃん手塚治虫国書刊行会 B5判 上製本 220頁 函入り 2009年10月発売 本体 6,000円 税込 6,600円 国内送料無料です。 品切れのためご注文いただけません。 (発送可能時期について) Tweet
冒険狂時代日本の少年剣士・嵐凧之助が、1枚の宝の地図を携えて世界中を駆け巡る冒険詔。当初は、前半の西部劇のエピソードだけで 終わる予定が、出版社からのリクエストによって連載が続行。 その後も、主人公は、モロッコで外人部隊に入隊したり、バグ ダッドで魔法と呪文の世界へ入りこんだりと、物語は果てしな く横滑りを続ける。 全編に渡って当時公開された映画のパロディが散りばめられ、 そこには手塚による映画への深い愛情と憧憶が横溢している。 各回の扉や大ゴマでは映画のポスターのように大胆な構図が 採用されているのも見所のひとつ。後年、手塚は本作につい て「さっぱり要領を得ない、行きあたりばったりの物語」（講 談社販手塚治虫全集あとがき）と述懐しているが、パワフルで 荒唐無稽なジェットコースター的スピーディーな展開こそが本 作の魅力。何より、瑞々しい描線で描かれるアクロバティック な活劇シーンや、細部にまで目配せした人物描写は見事というほかない。 【初出「冒険王」（秋田書店刊）1951年12月号〜53年8月号掲載】 ピピちゃん“水中にんげん第一号�爐里疋圓�、海ガメのガポや機械だけの島の王子で自動車のエンジリンらと共に様々な冒険をするファンタジー。地上に人間 が溢れたため、我が子を人魚に改造して海へ送ったリーマン博士夫妻は、 息子殺しの嫌疑で検挙されてしまう。一方、海へ逃がされた息子は、海ガ メのおばさんに拾われてピピと命名され、おばさんの息子のガボと共に元 気に育った。やがて、おばさんが潜水艇に押しつぶされ、その復讐を誓っ たピピは、ガボと一緒に地上に上がるが……。 元々は単行本用に考えられた物語だが、それを描きまとめる前に、単行本 『化石島』（1951年）の完成が遅れたため、同作の1エピソードとして一部 のアイデアを流用。その後、新たに連載作品として子ども向けの雑誌「お もしろブック」に発表された。ユニセックスで愛らしい姿が人気のピピは、 後年『青いトリトン』（1969年／のちに『海のトリトン』と改題）のなかで、 ピピ子として再登場、そのほか『ブラック・ジャック』（1973年）など、 ほかの手塚作品にも登場している。 【初出「おもしろブック」（集英社刊）1951年12月号〜53年5月号掲載】 この商品の著者による商品一覧: 手塚治虫 |
