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復讐記〔完全版〕+影丸穣也短編集
梶原一騎,
影丸穣也
マンガショップ
B6判 ソフトカバー 320頁 2007年4月発売
本体 1,800円 税込 1,980円
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原作アレキサンドル・デュマ
―『モンテ・クリスト伯』―
妬み・偽り・謀略・裏切り・慟哭・怒り・
怨念・復讐そして悲哀……!
梶原一騎&影丸穣也コンビが
臨場感あふれる復讐劇の古典を演出する!!
影丸穣也 短編作品『墓場からきた男』『巨人面』を同時収録!!
あらすじ
19世紀初頭、フランス――。新船長の地位、美しい婚約者、
若き船乗りエドモン・ダンテスは幸福の絶頂にあった。
だが突如として身に覚えのない嫌疑をかけられ『棺桶の島』
シャトー・ディフに押し込められる。絶望の極致を味わう
ダンテスは、脱獄と学問に情熱を傾けるファリア司祭と出
逢い、学問に希望を見出す。投獄されてから14年……
司祭の指摘のもと三人の友人と検事によって罠に掛けられ
たことを悟ったダンテスは、奇跡的な脱獄を成功させた!
そして司祭より譲り受けた知識と教養、金銀財宝を武器に、
彼を絶望と悪夢のどん底へ追いやった人々への復讐を開始する!!
解説
無実の罪を着せられたエドモン・ダンテスは牢獄の中、絶望と
悪夢の淵にいた。奇跡的な脱獄を成し遂げ、財宝を手にしたダ
ンテスは、彼を陥れた者たちへの復讐を誓い“モンテ・クリス
ト伯”と名乗り、パリの社交界に現れた――!!
―フランスの文豪 アレクサンドル・デュマの代表作『モンテ・
クリスト伯』を劇画化―
壮大な復讐劇の古典作品を漫画誌紙上に再現したのは、後年
『空手バカ一代』『巨人のサムライ炎』などでコンビを組んだ
梶原一騎と影丸穣也。彼らは1968年に「週刊少年マガジン」で
メルヴィルの『白鯨』を短期連載しており、古典の劇画化は本
作で二作目となる。スポーツや格闘技を題材に気合や根性を克
明に描写する梶原一騎が、主人公エドモン・ダンテスの慟哭と
怒りを表現し、影丸穣也は臨場感と緊迫感あふれる劇画で1コマ
ごとに力強さを感じさせる……。それが1969年「週刊少年キン
グ」で連載された『復讐記』である。今回の復刻では影丸穣也
の短編『墓場からきた男』『巨人面』を併録した。原作の魅力
を損なうことなく読者の心を揺さぶる一作品だ。
初出
『復讐記』
「週刊少年キング」1969年3〜15号
『墓場からきた男』
「週刊少年キング」1966年49〜51号
『巨人面』
「別冊少年キング」1968年4月号
●お客様の声
小学生の頃読んで、いつか再読してみたいと思っていた復讐記が読め、とても懐かしく思いました。影丸先生の絵柄もこの頃のタッチが一番好きです。単行本化されずに終わった作品が何作か出版されているのを巻末のCMで知りました。機会があればそろえたいと思います。[熊本県 T.H様]
著者紹介
梶原一騎(かじわら いっき)
1936年、熊本県高森町生まれ。日本を代表する劇画原作者として活躍し、その人気は 他の追随を許さない。1987年、急性心不全のため、全国のファンに惜しまれつつ永眠。 代表作に、『チャンピオン太』『あしたのジョー』『巨人の星』『空手バカ一代』『愛と誠』 『朝日の恋人』『柔道一直線』『赤き血のイレブン』『柔道讃歌』『四角いジャングル』 『侍ジャイアンツ』『キックの鬼』『夕やけ番長』『タイガーマスク』『天下一大物伝』 『ボディガード牙』『プロレススーパースター列伝』『虹を呼ぶ拳』『男の星座』『恋人岬』―など多数。
影丸穣也(かげまる じょうや)
昭和15年1月3日、大阪市生まれ。療養中に描いた探偵漫画『怪獣男爵』
でデビュー。日の丸文庫の貸本雑誌『影』を中心に活躍していたが、
昭和38年に上京して本格的作家活動に入る。代表作は、『ワル』『八つ
墓村』『空手バカ一代』『白鯨』『巨人のサムライ炎』『新書ワル』
『Zeroレーサー』『けものみち』『野望球団』『プロジェクトX 挑戦者
たち 厳冬黒四ダムに挑む』『NHK大河ドラマ 義経』など多数。
ISBN 978-4-7759-1164-8
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