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風の石丸〔貸本版〕
白土三平
マンガショップ
B6判 ソフトカバー448頁 2007年8月発売
本体 1,800円 税込 1,980円
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世界の運命は一人の若き忍者に託された……
巨匠 白土三平 伝説の長編作を待望の復刊!!
あらすじ
時は戦乱の世。戦で親を失った少年石丸は甲賀忍者の石雲に拾
われ、信州の山奥で厳しい忍術の修業に明け暮れるのだった。
やがて、一人前の忍者へと成長した石丸に師石雲は“龍煙の書”
の存在を打ち明ける。龍煙の書には世界を滅亡させるほどの恐ろ
しい秘密が記されており、甲賀流の忍者によって代々守られ今は
石雲がその役目を担っているという。ところが、石雲は何者かの
手により殺害され、龍煙の書も奪われてしまった!!
師の意思を継いだ石丸は次々と現れては行く手を阻む刺客を倒し、
世界の平和を守ることができるのか!?龍煙の書を巡る壮絶な戦い
の火蓋が切っておとされる!
解説
『風の石丸』は忍者マンガの大家白土三平が自身初の週刊連載作品とし
て、1960年「少年マガジン」(講談社)に発表した長編忍者活劇である。
硬質で美しいタッチや白土作品ならではの科学的要素を加えた忍術と随
所に張られた伏線、後にアニメ『風のフジ丸』の原作の一部となった基
本設定などなど見所満載だ。だが、その最大の魅力は何と言っても個性
豊かな登場人物たちにある。石丸のライバル伊賀忍者はやて小僧、謎の
少年ね太郎、九州の忍者剣流、忍術も使う剣客柳生十兵衛といった様々
な人物の視点で物語は進み、主人公石丸との心の絡み合いを鮮やかに描
き切っているのだ。多くのリクエストに応え、約50年ぶりに現代に復活
したこの大河作から作者の平和への想いを感じとっていただきたい。
初出
「週刊少年マガジン」(講談社)
1960年29号〜52号
忍術漫画の意義 白土三平
忍術のおもしろさ、それは不可能なことも可能にするところにあると思います。
従来忍術は、空想的な、不可思議なものとして扱われてきましたが、もっとリ
アルで、合理的な見方があるのではなかろうか?例えばどんなにあざやかな手
品や奇術にも、種や仕掛があるように、忍術も、長い経験から生れた科学的知
識と、血の出るような鍛錬によって悟得した秘術との総合的集積であるわけです。
この「風の石丸」も、そうした意味からかいた忍術まんがで、ここに一個の玉をめ
ぐって、多くの忍者や剣客が登場し、すさまじい闘争がくりひろげられるが、主
人公石丸が、あくまでも正義と平和のために戦い抜く、その崇高な姿を充分に描
いてみるつもりです。
●お客様の声
『風の石丸』は長い間待ちに待った(本当は諦めかけていた)復刊で、感激しています。小学一年生の時(1960年)、初めて読んだ白土漫画が当時「少年マガジン」で連載中だった『風の石丸』でした。それも途中の一回きりでした。あれから47年、ほしくて、ほしくて夢にまで現われた一冊でした。[愛知県 M.N様]
幼い頃読んで、その後一度単行本化されただけで、長らく日の目を見なかった白土三平氏の「風の石丸」。実に40数年ぶりに突如新たに単行本としてよみがえった。幼い頃なくした大切なものをふたたび自分の手に収めた感じ。感慨無量である。[神奈川県 H.K様]
子供の頃、テレビに釘付けになった『風のフジ丸』の原作本としてなかなか手に入らなかったもの。一部古書店でも相当高額にていつも表紙だけながめて、貴社での復刻を待ち望んでいました。年がいもなく、一気に読み漁りました。童心にかえって幸福な気分になりました。[東京都 M.O様]
著者紹介
白土三平(しらと さんぺい)
1932年2月15日、東京生まれ。紙芝居や指人形劇の舞台背景などを描いていたが、1957年 に貸本漫画の巴出版社から描き下ろしの単行本『こがらし剣士』でデビュー。権力 に逆らって生きる忍者や大自然、神話などをテーマにした作品で独自の世界を築く。 代表作は『忍者武芸帳』『サスケ』『忍法秘話』シリーズ、『カムイ伝』『忍者旋風』 『真田剣流』『ワタリ』『カムイ外伝』『シートン動物記』『狼小僧』『サバンナ』など多数。
ISBN 978-4-7759-1183-9
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