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マッハ三四郎 〔完全版〕【1】
久米みのる,
九里一平,
吉田竜夫
マンガショップ
B6判 ソフトカバー 384頁 2005年8月発売
本体 1,800円 税込 1,980円
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『マッハ三四郎 〔完全版〕』全4巻 発売中!
(PDF 約1MB)
今から45年前、こんなに面白いオートバイ漫画があったなんて!
ゴールデンアロー号を駆って
地獄めぐりレースに参加する三四郎は、
卑怯な罠によって目に障害を負った。
日本の誇る少年スピード王に、
海上ジェット団の魔の手が迫る!!
今から45年前、こんなに面白い
オートバイ漫画があったなんて!!
昭和35年から翌36年にかけて、「週刊少年マガジン」の看板漫画だった『マッハ三四郎』は、同時期の「少年画報」に連載された『パイロットA』と共に、タツノコプロの名作アニメ『マッハGO!GO!GO!』の原型になった作品である。
連載当時、スピード感あふれる本格オートバイ漫画は爆発的な人気を呼び、NO1メーカーのトーハツや講談社の提供でラジオドラマになった。昭和30年代はまだテレビの普及率が低く、『まぼろし探偵』『鉄人28号』『赤胴鈴之助』『リボンの騎士』『Xマン』など、少年漫画のヒーローはすべてラジオ化を経験している。
『マッハ三四郎』の主人公は父の作ったゴールデンアロー号を操る早船三四郎。彼はスピード王をめざすレーサーであると同時に、その超人的なライディングテクニックを駆使し、世の中の悪人と戦う正義の少年でもあった。自動車を持つことが遠い夢だった時代、オートバイはもっとも身近なスピードマシンとして、三四郎のようなレーサーに憧れる若者が後を絶たなかった。
第1巻初出
「少年マガジン」(講談社)1960年8号〜1960年32号
●お客様の声
伝説といってもいい「マッハ三四郎」の全編を今回初めて読了しましたが、噂には聞いていましたが、かなりいろいろな内容のつめこまれた中身の濃い作品である事を思い知らされました。確かに「マッハGO!GO!GO!」の原型になった気がしますし、それはアニメ版「マッハGO!GO!GO!」にもかなりのネタを提供していた作品でもあったのだなとつくづく感じいったしだいです。
著者紹介
久米みのる(くめ みのる)
1931年神奈川県鎌倉市に生まれる。文化学院文科卒業。主な作品に藤子・F・不二雄/絵の
『名犬タップタップ』『ロケット五郎』、九里一平/絵の『マッハ三四郎』
『少年スピード王』、桑田次郎/絵の『東京Zマン』など多数。他に翻訳作品として、
『怪盗ルパン』シリーズ(講談社)、『悲劇の少女アンネ』(偕成社)、最新刊に
『犬ぞりの少年』(分研出版)などがある。平成12年、翻訳書200冊刊行などの業績に対し、
第25回日本児童文学協会賞特別賞を授与される。日本児童文学家協会顧問を務めた。
2006年1月、永眠。
九里一平(くり いっぺい)
1940年、京都府京都市生まれ。兄である人気漫画家・吉田竜夫の作画手伝いをしながら、
60年代の少年漫画誌に数多くの作品を発表。代表作は――『マッハ三四郎』
『海底人8823(ハヤブサ)』『アラーの使者』『大空のちかい』『海洋少年隊』
『弾丸児』など。テレビドラマのコミカライズやラジオドラマになった作品も少な
くない。後に兄2人に誘われる形で、アニメ制作会社・竜の子プロダクションの設
立に参加。『科学忍者隊ガッチャマン』『昆虫物語みなしごハッチ』『新造人間キ
ャシャーン』『タイムボカンシリーズ』など数々の名作アニメを生み出し、1987年
にはタツノコプロの第三代社長に就任。2005年7月まで務めた。
吉田竜夫(よしだ たつお)
1932年、京都府京都市生まれ。挿し絵や絵物語の作家を志して上京。当時の仲間に漫画
家の辻なおきがいる。その後、漫画家に路線変更し、1955年の『鉄腕リキヤ』で本格
デビュー。60代には週刊少年マガジン連載の『チャンピオン太』(原作/梶原一騎)、
週刊少年キング連載の『少年忍者部隊月光』が次々にテレビドラマ化された。
特に『忍者部隊月光』(一部タイトル変更)は、全130話のロングラン放映の
上、映画もつくられるなど一大忍者ブームの火付け役になった。1962年、弟の吉田
健二や九里一平と共に設立した竜の子プロダクションは、『宇宙エース』『マッハ
GoGoGo』『紅三四郎』『ハクション大魔王』『破裏拳ポリマー』といった傑作を数
多く世に送り出している。1977年、日本の漫画史・アニメ史に大きな足跡を残し、
世界中のファンに惜しまれつつ永眠。
ISBN4-7759-1057-4
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