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まぼろし探偵〔完全版〕―第三部―【上】
桑田次郎
マンガショップ
B6版 並製本 352頁 2008年2月発売
本体 1,800円 税込 1,980円
国内送料無料です。
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『まぼろし探偵〔完全版〕』全9巻発売中!
『まぼろし探偵〔完全版〕―第一部―』、
『―第二部―』、『―第三部―』と各3巻ずつ刊行!
※化粧箱プレゼントキャンペーンはご好評につき終了致しました。
(PDF 約1MB)
新聞記者から早変わり!
事件解決のため街に飛び出していく、
正義の名探偵ここにあり――!!
世間を騒がせるギャング団を追え!!
まぼろし探偵とギャングの追走劇!
死んだはずのボス 加保根が復活し……!?
怪奇エピソード「加保根の脳 編」収録!
あらすじ
夜な夜な銀行や宝石店を襲うギャング団 加保根一味!
進と黒星記者は警官隊との銃撃戦の末、負傷して逃げ
出したボス 加保根を追跡し、その死を確認する。
だが加保根の遺体を手に入れた謎の科学者野津井博士
は恐るべき実験を試みようとしていた!!
再び暴れはじめた加保根の正体とは――!?
―第10話「加保根の脳」より―
解説
1957年より「少年画報」で連載が開始された『まぼろし探偵』
(当初は『少年探偵王』というタイトル)は、桑田次郎の代表作
の一つとして知られている。赤い帽子に黒いマスク、黄色いマ
フラーといういでたちで怪事件に立ち向かう“まぼろし探偵”
に憧れて、当時の少年たちは厚紙で黒いマスクを自作して遊ん
でいる姿も見られたほどの大ヒット作品だった。また、1959年
から一年間にわたってテレビドラマ化とラジオ放送がされてい
る。こちらではデビュー間もない吉永小百合がレギュラー出演
していたことでも有名だ。桑田次郎は本作の大ヒットを受けて
一躍スターダムにのし上がり、川内康範原作の『月光仮面』を
はじめ、『Xマン』『ベビーテック』『まぼろし城』など同時
期に複数の連載を抱える売れっ子作家になった。すなわち天才
若手漫画家 桑田次郎の未来を切り開いた出世作といっていいだ
ろう。今回は「少年画報」に連載された『まぼろし探偵』の全
エピソードを収録し、[完全版]とした。漫画史に残る少年探偵
アクションを多くの“まぼろし探偵”ファンのために復刻でき
たことを喜びとしたい。
目次と初出
第10話
<加保根の脳 前編>………P3
「少年画報」1960年7月号〜11月号
●お客様の声
桑田先生のまぼろし探偵、復刻ありがとうございます。完全版にて初期の作品からノーカット版にてうれしいです。当時、まぼろし探偵の鼻が丸みをおびていて、紅こうもり編からでしょうか、鼻がとがって描かれています。ページ数もボリューム感たっぷりで全9巻待ち遠しいです。[神奈川県 H.U様]
まぼろし探偵(全9巻)書店で予約しました。とびら絵がかっこ良いです。初めて読みました。この当時の画風はなんとなく手塚先生の影響を受けているようにも見受けられます(?)。しかしながら感想としましては、おもしろいです。話のテンポがいいですね。第2部、第3部が楽しみです。[愛知県 K.T様]
完全版まぼろし探偵第一部上中下を懐かしく、楽しく読みました。50年ぶりに全ストーリーを読めるのは本当に嬉しい。「生きていてよかった」と思います。[埼玉県 K.O様]
待望のコミック再販売(復刻版)の『まぼろし探偵』は全9巻として、「マンガショップ」から刊行されたことは我がマンガ本コレクト人生において、記念すべき出来事となりました。想えば、幼少の頃、お金(こづかい銭)に苦労し、少年漫画も満足に購入できず、その不満のまま老年期をむかえ、つい最近、近所の書店で「マンガショップ」刊の本書を発見し、小躍りしたものでした。[石川県 M.O様]
昭和30年代、小学生だった私は当時少年画報に連載された桑田次郎先生の『まぼろし探偵』を夢中になって読みました。先生の漫画はタッチが実にスマートできれがあり、しかもスピード感に溢れており、私は大・大ファンになりました。この歳になってもう一度あの頃のものを読みたいと古書店などめぐり歩きましたが、手に入れる事は不可能でした。今回こうして復刻版が出されて、それを手にした私は嬉しくてしかたがありません。『まぼろし探偵』は私の宝です。[長野県 K.M様]
小学校の時に初めて少年マガジンでエイトマンを見た時に一気にファンになりました。それまでのマンガの主人公の顔はどれもお世辞にも美男子とはいえない物がほとんどでしたが桑田氏の描く主人公の顔は一度見ただけで引き付けられる程カッコいい物でした。その頃の自分もマンガを書くのが好きで、教科書やノート、下敷きなどありとあらゆる物に桑田氏のマンガの模写をしていたものでした。[福井県 T.T様]
《まぼろし探偵》全9巻入手! 半世紀の時を超え、あのヒーローが戻ってくるのか? その期待は大いなる感動へと変化した。素早い場面転換、お洒落な台詞、映画の映画のように迫力のある絵、見事なプロット。ページをめくる手が止まらない。子供だましはみじんもない。僕らはこんな優れた作品に育てられたのだ。桑田さんありがとう。[東京都 K.A様]
著者紹介
桑田次郎(くわた じろう)
1935年、大阪府吹田市生まれ。13歳のときに青雅社から描き下ろしの単行本『奇怪星
團』を出版して漫画家デビュー。1957年、少年画報連載の『まぼろし探偵』(当初
のタイトルは少年探偵王)が大ヒットして最初のテレビ化。翌年、元祖和製ヒーロ
ーの『月光仮面』をコミカライズして、その人気は不動のものになった。1963年に
講談社の少年マガジンでスタートした『8マン』は、半年後にアニメ化されると空
前のブームを巻き起こし、平均視聴率は常に30%台をクリア。SFヒーローコミック
の第一人者にのし上がる。代表作は、『Xマン』『キングロボ』『超犬リープ』
『ウルトラセブン』『デスハンター』『怪奇大作戦』『ゴッドアーム』『エリート』
『黄色い手袋X』『ミュータント伝』『チベット死者の書』『釈迦の真言』――など多数。
現在は都会の喧噪から逃れ、自然の豊かな茨城県の大洋村に住まいを移している。
その硬質でシャープなペンタッチは衰えを知らない。
ISBN 978-47759-1219-5
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