■第4回配本:「火の鳥 鳳凰編」
奈良時代の日本。隻眼隻腕の盗賊・我王は、諸国を巡るうちに、眠っていた彫刻家としての才能を開花させる。若き日の我王に利き腕を傷つけられた仏師・茜丸は、精進の末に傷を癒し、彫刻で名声を高める。二人は、東大寺大仏殿の鬼瓦作りで競うことになるが……!? “彫る”という行為に生命の極限を注ぎ込む我王の凄まじい生きかたは、神々しくさえあり、シリーズ中でも特に完成度が高いと評される濃密な傑作。今回初収録されるカラーページの美しさは必見!(「COM」1969年8月号~1970年9月号連載)
この商品の著者による商品一覧: 手塚治虫